令和6年度 臨時社員総会
山下会長のあいさつ
次年度の計画を提案しました
事業計画や収支予算についてたくさんの建設的なご意見をいただきました
事業計画や収支予算についてたくさんの建設的なご意見をいただきました
議長は一関市P連会長 伊藤善信様
たくさんの会員皆様にご出席頂きました
- 期日
- 令和7年3月1日(土)
- 会場
- サンセール盛岡
- 出席
- 出席正会員32名(本人出席9名、代理出席7名、書面表決書の提出16名)、理事(正会員以外)7名、監事(正会員以外)3名
- 挨拶
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まずもって、今般の平成以降、最大規模の大船渡市の山林火災で犠牲になられた方に、心からお悔やみを申し上げますとともに、家屋等を火災被害で無くされ避難所に身を寄せている皆様、現在も鎮火には至っておらず、心休まらぬ大船渡の皆様に、お見舞いを申し上げます。
また、本県の消防の皆様、他県から応援に駆けつけていただいている消防の皆様におかれましては、非常に過酷な現場の消化活動に当たっていただいておりますことに感謝を申し上げます。
さて、本日はご多用中のところ、昨年度よりも、多くの会員の皆様のご出席のもとで開催できますことに深く感謝と、日頃より、当連合会の事業推進に対しまして、ご理解、ご協力を賜りますことに、重ねて深く感謝を申し上げます。
今年度の当連合会は、6月8日の定時社員総会からスタートいたしまして、計画していた事業は、会員の皆様の御陰様を持ちまして、予定通り開催することができました。これもひとえに、各市町村PTAの事務局の皆様と会員の皆様からの参集のご協力、そして、家庭教育セミナーを主管していただいた和賀地区、久慈地区の皆様のご尽力のおかげです。本当にありがとうございました。
さて、今年度に入ってから、本連合会に、単位PTAの会員の皆様からPTAの在り方に対し、疑問に思っていることなどの問い合わせを頂くことが増えてきております。原因として、少子高齢化問題と、日本PTA全国協議会のトラブルを巡っての報道やSNSの情報に影響されて、不安になっての行動かと推測されます。当連合会では、お問い合わせの都度、悩みを解消していただけるまで丁寧に回答をさせていただき、ご納得いただいておりますが、それと同時に会員の皆様にとって、当連合会の活動内容が分かりにくく、PTAが存在する意味を伝え切れていない活動になっていたのではないかと反省をしています。
当連合会はその反省を踏まえて、子供も大人も楽しい魅力のある活動になるよう、ご意見を頂戴しながら今年度から見直しをかけ、学校と地域と協働して子供たちの教育の環境を改善していく活動を行い、会員の皆様にしっかりとPTAの重要度と魅力を伝えていかなければならないと強く感じております。
当連合会が直ぐに取りかかることができる動きとして、今年度、ホームページをリニューアルしましたので、その機能をたくさん活用し、会員の皆様のニーズに合う教育に役立つ情報等の発信を積極的に取り組んで参ります。つきましては、市町村PTAの皆様から遠慮なく、こんな情報が欲しい。というような声をどんどん役員や事務局までお寄せください。
改めて確認ですが、PTAは、その名の通り、教職員と保護者の団体です。教職員と保護者が情報交換をしつつ、様々な問題を改善する為に、力を合わせて活動している姿を、「子どもたちにお手本として行動で示す」ことにより、その姿を見た子どもたちに必ず良い影響を与え、その結果、学校内での人間関係の改善に繋がり、さらに、将来においては仲間と協力して何かを成し遂げられるように成長するはずです。その助け合い、言い換えれば「お蔭様、お互い様」の考え方の連鎖、つまり、非認知能力が子どもたちのなかで育まれることによって、未来の地域や、教育現場のウェルビーイングに必ず繋がっていくと私は思っています。
現在各地で、問題解決に向けて協議を重ねている、「部活動の地域移行、改め、部活動の地域展開」「教職員の働き方改革」「コミュニティ・スクール」さらには、「特殊詐欺」「SNS」「いじめ」「不登校」など、変化の速い現代は、対策や改善に向けて議論をしていかなければならない事が山積みになっております。私は、この変化の激しい時代において、従前の決め事の改善では手詰まりになるような気がしています。どこでもやっていない、岩手県独自、市町村独自の新案が、必要になってきていると感じます。ふと、頭をよぎったアイディアが素晴らしいものである可能性がありますので、突拍子の無いものでも全く問題ないですから、岩手県下のPTAはもっと積極的に情報交換をしていきましょう。研究大会やセミナー等で参集した際の対面での情報交換はもちろんの事ですが、日頃、感じている悩みや、アイデアの情報交換をLINEや電話等で行い、会員相互に知識を深め、各地の会議の場で改善案を積極的に提言して参りましょう。
ですので、一部の報道やSNSで騒がれている、PTA不要論に足を引っ張られないで欲しいと願っております。もしも引っ張られそうになりましたら、遠慮なく当連合会へ問い合わせる等をして、一度立ち止まって、ゆっくり冷静に判断をお願いいたします。
私は、数年前から、PTAの力を発揮する時代がやってきたと感じます。PTAの豊富な人脈の中にこそ、良い解決案の糸口が、埋もれていると感じています。私たちPTAが忘れてはいけない事は、今も昔も、教育現場の教職員と子どもたちを守る役目は、一番近くに居て、問題に敏感に感じている私たちPTAなのです。一部の報道やSNSに振り回されてはいけません。
本日の、議事の中で提案する次年度の計画は、岩手県下の会員相互の結束を深めるために、会員の皆様とコミュニケーションを取れるように計画いたしました。参加したくなる魅力を感じていただく事業とする為に、当連合会の事業に対して日頃感じている改善案やご質問などがございましたら、真摯に受け止めて参考にさせていただき、直ぐに動けるものは積極的に取り入れて参りますので、明るい未来を思い描いた前向きな忌憚の無いご意見と活発な議論をお願いいたします。
さらに本日は、大船渡市山林火災への本連合会からの教育現場への支援についても、ご意見を頂戴したいと思っております。
結びに、本日ご参会の皆様と、岩手県下の全会員の皆様の更なるご活躍と、ご健勝と、ご多幸を祈念申し上げ、会長挨拶とします。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。
- 議案
- 第1号:令和7年度活動方針・活動目標・事業計画(案)の承認を求める件
第2号:令和7年度収支予算(案)の承認を求める件
- 備考
- 2件の議案は、可決承認されました。
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